オークションでZEP-IIカスタムを手に入れました。開始価格¥28,000と落札相場に近い?事もあったのか、¥28,500であっさりゲットできました。意外です。
オークションで落とすのは、部品取り用が多いですが、今回は自分用です。
弦交換と簡単な調整して、Blogで紹介して終わりの予定だったんですが… これがビックリするいろいろ問題を抱えたギターでした。単なる調整がリペア作業になってしまいました。
画像は、1日半かかてリペア終了したところです。JGRのところに来てくれたから良いようなものの、他の人のところに行ってたら、粗大ごみになってたんっじゃないのかな? 若しくはリペアショップ直行で金食い虫になってるか。
という事で、時間を巻き戻して、届いたギターの箱を開けたところからスタート。
ギターが届きました。新しい弦に張り替えるついでに、いろいろチェックします。
ロックナットを緩めた瞬間に1弦がきれました。(笑)まあ、オークションで落札した30年近く前のギターですからよくある事です。
ヘッドはというと
ブリッジやナットはBlackなんだけど、ペグはGoldのものに交換されているようです。ちょっとメッキが剝げ気味ですが… あと、ピックアップのポールピースのネジもGoldでした。Body カラーが黒でGoldのハードウェアっていうのもいいですね。(この辺は新しいギターにワクワクです。) シールが貼ってあったんで、そいつは剥がしました。画像だと糊がかなり残っていますが、この後、ジッポオイルでふき取りました。
弦高はというと、かなり高いです。3mm以上ありそうです。ネックが反ってたりするのかな。
ブリッジはFloyd Rose(Made In Germany) 結構使用感があり、スクリューに錆びがでてます。この辺は錆びはCRCで綺麗になるでしょう。ESP純正と思われるピックアップは刻印無し。ポールピースのネジがゴールドです。交換されてるかもしれません。(まだまだ、新しいギターにワクワクです。)
セッティングはノンフローティングです。ここまでベタ付けで、弦高が3mmってどういうこと?(少し心配になってきました。)
ネックをはずしました。ボディ材は随分赤味ががっています。バスウッドのはずなんだけど… 汚れ? 焼け?ネックエンドにSW-90の刻印があります。ヘッドのLogoはありませんが、ZEP-IIオリジナルのネックという事が確認できました。
シムが挟んであります。厚みを測ったら0.5mmありました。えっ? シムを挟んで、まだ弦高3mmあるの!? (さらに心配になってきました。)
ブリッジを取り外します。
あー!
ボディが割れ(欠け)てました。ひさしみたいな出っ張りの部分が見事に割れています。
さらに!
ネックポケットの深さが20mmもあることが判明。(普通は16mm位です。)
こりゃ弦高が高い訳です。
よーく見るとオリジナルの状態からさらに掘り込まれているようです。黒い塗料がネックポケットに乗っているところをみるとリフィニッシュの可能性もでてきました。
という事で、ここから1日半のリペア作業がスタートした訳です。 果たしてまともに弾けるギターになったんでしょうか?
リペア編に続きます。