先日手に入れたTokai Les Paul Reborn ですが、ナットが上手く取り付けられていません。溝から浮いちゃってます。
現状ナットの高さ問題ないので、溝にはめると弦高が低くなり過ぎ… という事でナットを交換します。これまでフロイドローズのロック式のナットばかりで、普通のナット交換は初めてです。 一抹の不安があります。どうなりますか…
こんな感じで浮いてます。
こいつを取っ払って、新しいナットに交換します。
タスクナットってやつです。横着して溝が切ってあるヤツと買っちゃいました。タスクナットってのは象牙の特性を再現した硬質な人工素材でできてるんだとか…
ナットをとりました。接着材が残ってて底面やらガダガダです。溝を綺麗にしていきます。写真はステンレスのシム(0.3mm厚)にサンドペーパーをつけた特性ヤスリです。
他には、彫刻等やらヤスリを使います。
彫刻刀を使ってヤスリ接着材を剥ぎ取り、平ヤスリや、紙やすりで底面を指板側面を綺麗に仕上げました。
溝にはめてみます。バインディングは経年変化で少し縮んでいるので隙間があいてしまいます。
万力に固定してナットの底面を削っていきます。底面が平らに削れるよう慎重に作業していきます。
低すぎず、高すぎず。ナットの底面が密着するように慎重に削りました。
サイドはバインディングの縮みで隙間ができましたが指板の方とはぴったりつきました。
ナットは瞬間接着剤若しくは、少し薄めたタイトボンドで接着するのですが、不必要にべたべた接着剤をつけないってのがルールの様です。
ナットの接着方法につおて「新岡ギター教室さん」のWebサイトに気になる記事があったんでリンクをはっておきます。http://www.geocities.jp/harmony1310/essey/9_nut_story/9_nut_story.htm
おしまい。