N2 Nuno Bettencourt Signatureを手に入れました。このギターに関してはほとんど知識がないので、まずは、ギターについてざっくりチェック。ネットで検索したところN2というモデルです。このギター米国製、日本製、韓国製、中国製とあるらしいですが、はっきりした見分け方はないようです。シリアル検索のWebページも無いようです。
スペック
- ボディ材は不明です。カタログを見るとアルダー、バスウッドなど製造年で異なるようです。
- ピックアップは、Bill Lawrence L-500(リア)とWashburnのオリジナル(フロント)
- ブリッジはWashburnのLogoの入ったFloyd Rose Lic(サドルの形はGOTHOみたいです。)
- 1 Volで、プルスイッチでリアがシングルになるようです。
- ピックアップセレクターでセンターポジションはリア+フロントのフェイズのようです。
- ペグはWashburnのLogoが入ってますが詳細はわかりません。
ネックは結構ワイドで、スカーフジョイントです。スカーフジョイントはコンコルドヘッドの専売特許だとおもっていたので、ちょっとビックリ。
ヘッドも1弦側は木を継ぎ足してありますね。
ネックの反りを修正
弦を張る前にネックの状態を確認。(画像だとちょっとわかりにくですが…) 今まで見たこともないくらい逆反りしています。5フレットあたり(黄色)で3mm位隙間ができています。
これじゃあ、ローフレットはビビリまくりでしょう。あと、シムでネックの調整してありました。ネックポケットの手前にシムを入れて、ネックを起こしていたのかな。
さすがにここまで反っていると調整は無理かと思ったんですが、ロッドの調整でまっすぐになりました。ロッドの偉大さに感動です。
指板のクリーニング
指板が相当汚れているのでクリーニングしました。
・オレンジオイルを染み込ませ、水分を吸い込まないようにする。
・洗浄2001をスプレー。この洗浄2001の用法には5分くらい放置と書いてあるですが、水分をネックが吸い込むと怖いのですぐに歯ブラシでこすります。
・ドロドロの汚れがとれるので、水で濡れた雑巾でふき取ります。
(綺麗になるのですが、自己流のやり方です。駄目になってもいいようなギターでしかやりません。)
・フレットの曇りを銀磨きクロスで擦って光らせます。
弦を張って弾いてみました。ネットでは弾きやすいとのコメントが多く見られるギターです。確かにメチャ弾きやすいです。後は、作りが雑というようなコメントもありましたが、この後実際に自分の目で確認する事になります。
コードをかき鳴らしていると、ボディ、ネックが振動しているのが伝わってきます。なかなかいいギターです。気に入りました。これから色々手を入れていきます。
Floyd Rose交換作業
先ずは、手持ちで使ってないFloyd Roseがあるので、これを取り付けたいと思います。
ブリッジ交換の前にざっくりオクターブチューニングしてみます。このギターのスタッドは8mmですが、フロイドローズは10mmなので、穴を広げる必要があります。現状の位置で穴を開けな直すか、位置を変更する必要があるのかを把握する為です。すべての弦がかなりシャープします。ブリッジの位置がネック側に寄り過ぎかも知れません。
ブリッジも外しました。華奢なスタッドです。1弦側の方は少し前に倒れています。ボディ表面が捲くれてます。
また、1弦側のアンカーの穴がトレモロキャビティに貫通してます。6弦側のアンカーは手で簡単に引っこ抜けました。経年変化で穴がバカになりかけていました。
貫通した穴は、アロンアルファを厚めに塗って、アルダーの木の粉をまぶして固めます。
投稿が長くなるので、いったんここで終了。