グレコのレスポールカスタム(タイプ)のギターをBilly Duffy風にカスタムします。毎度のことですが、ドンズバではなく、「~風」という事で…
Billy Duffyってのは1990年前後にそこそこヒットを飛ばしたThe CULTってバンドのギタリストです。ポジパンからハードロック、音楽スタイルをいろいろ変えながら今も現役のバンドです。
で、Billy Duffyが使ってるが、ボディトップの塗装を剥がした70年代のレスポールカスタム。まあ、元を辿ればミック・ロンソンがグラム期に使っていたギターがあって、それをマネしてが塗装を剥がしたんだと思います。ノブ(VoとToneで異なるものがついてる)もマネてるんで間違いないでしょう。
ベースはこのギターです。オクで手に入れました1981年のグレコのEGCシリーズ。EGC-1000は若しくは800との事です。オーバーフレットバインディングなので800以上のモデルなのは間違いないのですが… 古い国産ギターは詳しくないので、ここでは800ということにしておきます。
オリジナルは黒のカスタムのトップを剥がしてますが、手に入れたのはトップがメイプル3pのチェリーサンバーストのカスタム。杢の状態を見て手に入れました。オリジナルと同じく黒いギターを手に入れて、トップを剥がしてみたら、フシがあったり、トップがセンター2Pだったらがっかりですからね。
それでは、トップの塗装を剥がしていきます。
分解中。ノブはボロキレをノブとボディの間にはさんで、クイッと引っこ抜きます。
ブリッジを固定するねじは、ブリッジを置くナット(?)を2枚重ねて抜きます。手順は1.下側を緩め、上側を締めると2枚のナットをロック。2.この状態で下側のナットだけを緩める方向に回す。4.ねじも一緒に回って抜ける。です。説明しにくいんですけど…
ヒートガンで塗装を温めフニャフニャになったところをカーボンのスクレイパーで剥がしていきます。Blog記事を見ると全てのギターで上手くいく訳ではないとの記述も見かけるんですが、このギターはまさにそれかもしれません。べローンってめくれる感じではなく、こすり取ってる感じです。
で、少こーしずつ掻き取って何とか剥がし終えたんですが…
あーっ! 大事故発生!
おそらくヒートガンの熱によるものだと思われますが、スリートップのメイプルの継ぎ目に隙間ができちゃいましたぁ。隙間っていうか割てる感じ。
果たして、こんなギターに変身させられるのだろうか…
つづく。