引き続き、グレコ EG-600のレストアです。本日の作業はボディの研磨、艶出しです。
上塗りの黒いラッカーを剥がしたとこからスタートです。ラッカーをオーバースプレーする際に足付けの為に、サンドペーパーをかけてました。その磨き傷を消してから艶出し作業に入ります。
手順は
- 800番の耐水ペーパーで研磨します。ネックと並行にペーパーをかけます。
- 1200番の耐水ペーパーで研磨。ネックと垂直方向にペーパーをかけ、800番のヘアラインを消します。
- 2000番の耐水ペーパーで1200番のヘアラインを消します。
2000番のペーパーがけが終る頃には鈍い艶がでてきます。続いてコンパウンドで艶出しに入ります。
これ艶出しに使う道具やらコンパウンドやらです。
下段 右から スポンジバフ粗目 / スポンジバフ中目(殆ど使いません)/ スポンジバフ 高細目 / フエルトバフ&羊毛バフ(最近買いました)/ リョービのランダムサンダーポリッシャー(だったかな?)
上段 右から サンディングパッド(黒いヤツ)/ 100均でかった白いトレーは洗剤入りの水(耐水ペーパーが目詰まりしないように)/ 車用のコンパウンド 3000番 / プラスチック用コンパウンド (目が細かくて研磨力あります。) / 3Mの鏡面仕上げ用のコンパウンド
です。スポンジバフはポリウレタン塗装につかってもあんまり役に立たない気がします。耐水ペーパーの傷がなかなか消えなくて… 布切れにコンパウンド付けて手で磨く事も多いです。
車用のコンパウンド3000番を粗目のスポンジバフで、プラスチック用のコンパウンドも粗目のスポンジバフで磨きます。前述の通りイマイチ磨けてる感が無いんですよね。なので、布にコンパウンドつけて手作業で傷消し作業する時間も多いです。
最後に仕上げ。鏡面仕上げ用のコンパウンドを使って、ポリッシャーの方は高細目のスポンジバフ→フェルトバフ→羊毛バフの順番で艶出ししました。
艶々になりました。つっても、磨いてみると赤の印象がだいぶ変わりました。(画像だとわかりにくいと思いますが…) ちょっとドギツイ感じ。 最近はエイジド、VOSってのが店頭で多く並んでるんで、艶々のレスポールモデルはちょっと違和感も感じたり(笑)
次はパーツを組み込んで行きます。 クリープのピックアップを3個調達しないと… できれば1つはDiMarzio Super Distortion。
おしまい。