グレコ EG-600 エース・フレーリーモデルを再生しちゃいます。これは僕が2本目に買ったギターで高校3年間使い倒したギターで、存在すら忘れていたのですが、この前実家から持ち帰ってきました。本来のチェリーサンバーストからラッカーで黒くオーバーペイントされており、PUもアイボリーからも黒に変更されています。
ここまで少しいじっています。ナットをブラスからグラフテックのタスクナットに交換。ブリッジをGOTOHのナッシュビルタイプに交換と作業をしてきました。
今回は黒く塗ってしまったボディの塗装剥がしです。パーツも黒からアイボリーに順次交換しエースモデルとして復活させます。
塗装剥がし完了! どうやって塗装を剥がしたかは…
こいつを使いました。下地のポリウレタンはそのまま、ラッカーのところだけ溶かしてくれます。
以前、ラッカーでオーバースプレーされたジャンクギターの塗装を、こいつで一気に剥離しようと目論んだ事があるんですが… その時、ラッカーのみ溶けてポリウレタンが上手く剥離できなませんでした。そんな経験をもとに今回コイツを選択してます。もし、これ使う時は目立たないところでお願いしますね。自己責任って事で…)
塗って数分放置。
ラッカーが溶けてきたら歯ブラシで掻きとって、キッチンペーパーで拭き取ります。
あらら、凹みをプラモデル用のパテで埋めてました。ここは綿棒にラッカー薄め液をつけて取り除いていきます。
剥がし終わったところ。トップは傷も少なく状態もいいです。艶がないのは黒く塗る時に耐水ペーパーで足付けしたせいだと思います。
パテの補修跡もうまく剥がせました。傷や凹みの塗料も、ラッカー薄め液、綿棒、歯ブラシ、爪楊枝など使って取り除きましたが、ポリウレタン塗装の中に入り込んでいるのか、この辺が限界でした。
反対側もこんな感じ。雑に扱ってたわけではないんですが、学校やスタジオほぼ毎日持っていたギターです。傷も多いです。
バックル傷のところも黒い塗料が残ってしまいました。次回はタッチアップと塗装のつや出しの予定です。
おしまい。